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記事: 【登壇レポート】大阪・関西万博で見つけた「日本の可能性」

【登壇レポート】大阪・関西万博で見つけた「日本の可能性」

【登壇レポート】大阪・関西万博で見つけた「日本の可能性」

こんにちは。Ayの村上采です。

2025年4月29日(昭和の日)、大阪・関西万博にて開催された英語トークセッション「新たな伝統を生み出すデザインの力:ライフスタイルの未来をつくる」に登壇いたしました。

世界中から集まった若手デザイナーとともに、これからのライフスタイルや伝統文化のあり方について語り合えたこと、日本の可能性を国際的な舞台で発信できたこと、大変光栄に思っています。

日本というアイデンティティの可能性

セッションには、ニューヨーク、シンガポール、ロンドン、そして群馬(私)から参加者が集まりました。皆さんの経歴は実に多様で、幼少期から多文化の中で育ち、英語はもちろん、物事のとらえ方もグローバルでした。

一方で、私は群馬生まれ群馬育ち。海外経験といえば、学生時代の交換留学が少しある程度。語学の壁を痛感しつつも、必死で自分の言葉を伝えました。

でも、その中で気づいたことがあります。

私は「日本しか知らない」という背景を持っている。だからこそ、逆に“日本文化を深く知っている存在”としての価値があるのではないかと。

重要なのは、ただ知っていることではなく、それをどのように言語化し、発信できるか。この力があれば、日本の伝統や文化も、世界で魅力的に輝かせることができる。

MATCHAが教えてくれたこと

今年1月にニューヨークを訪れた際、印象的だったのが「抹茶ブーム」でした。
現地では「SORATE」という抹茶専門カフェが人気を集めており、和のインテリアとともに、抹茶や煎茶、ほうじ茶を提供しています。

「きっと日本人が経営しているのだろう」と思いきや、オーナーは外国の方でした。

一方で、日本でも東京を中心に抹茶ラテや専門店が流行していますが、「茶道」を起点に“MATCHA”として世界に進化させているのは、案外、海外の人たちだったりします。

このことに、少し悔しさも感じました。
私たち日本人が、もっと自分たちの文化を咀嚼し、磨き、発信する意識を持てば、きっと今以上に面白く、価値ある形で届けられるはずだと強く思ったのです。

伝統を守るだけではなく、アップデートして、今の時代とつなぎ直す。
Ayが掲げている「文化を織りなおす」という言葉の意味を、あらためて深く実感した時間でした。

今回の経験を糧に、伊勢崎銘仙という伝統織物の魅力を、世界にもっと届けられるよう精進していきます。

そして私は、「kimono」文化を咀嚼し、磨き、発信していきたいと考えています。
着物の良さとは、単なる衣服としての美しさにとどまらず、日本人の精神性や季節感、繊細な美意識が宿るものだと感じています。
それを、現代の感性に合う形で翻訳し、どこを、どのように届ければ心に響くのか——今後も模索しながら、挑戦を続けていきます。

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